危うい国、日本

――防備不足の罠

竹田正興 著
四六判上製 248頁
定価:2,750円(本体2,500円)
978-4-7949-7255-2 C0034 〔2021年4月〕


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またしても緊急事態宣言が発出、東日本大震災から10年。我々は、また新たな想定外の危機に直面している。
新型コロナウイルス、令和大震災の予兆、その後のハイパーインフレ、また、グローバル化でJRの外資鉄道化・領土・農業が危うい。
JRグループなどで要職を務めた著者が、「農工商両全国家」の建設を提言する。

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【目次】

はじめに

第Ⅰ章 巨大地震・噴火、新型感染症の脅威と経済恐慌

1 新型コロナウィルスの底知れない脅威と経済大恐慌
2 巨大地震が連動する? 令和大震災の脅威
3 巨大自然災害に勝てない近代文明――新幹線に見る巨大地震の安全対策の現実
4 令和大震災後のハイパーインフレの恐怖

(1) 財政再建先送りの罠
(2) 令和大震災後のハイパーインフレを俯瞰(ふかん)する

第Ⅱ章 「安全神話の罠」、国家崩壊の危機だった東電福島原発重大事故

1 真迫の事実、東日本壊滅
2 偶然に救われたが、最悪「チェリノブイリ事故×10」
3 「安全神話の罠」にはまった東電と「国家安全保障」

(1) 全電源喪失の可能性を全く考えていなかったこと
(2) 津波の高さの予測の失敗

4 転換を迫られる東電など「事業者の安全論」
5 それでも、国家自滅の引き金を引き続ける「フクシマ」

第Ⅲ章 グローバル化の罠(1) 重要産業基盤企業「JR」と国家安全保障

1 JR完全民営化の重大な忘れ物「外資規制」
2 改革から30余年、見直しが必要なJR北海道、四国、JR貨物

(1)両立不能だった本州JR3社とJR北海道、四国
(2)必要なJR貨物の大転換――高速鉄道物流イノベーションを

3 JRが外資鉄道になる危険
4 欧州鉄道市場開放の知恵
5 学ぶべし! 米国の対内投資規制強化の動き

第Ⅳ章 グローバル化の罠(2) 甘い土地取得制度で領土が危ない

1 外国人等の土地買収の現実
2 所有者不明土地が九州一島を上回る
3 外国人の土地取得規制がない「不動産ヘイブン」は日本だけ
4 せめて諸外国並みの土地管理制度の導入を

第Ⅴ章 グローバル化の罠(3) TPPで「食の安全保障」の危機

1 ズルズルと後退する主権無き日本農業
2 「特許権付遺伝子組み換え種」の日本農業支配――種子法廃止の中央政府に地方自治体の反旗
3 種子を制する者が国を制する
4 日米食料戦争、負けそうな日本

第Ⅵ章 国家安全保障の危機克服に挑む

1 重大事故・事件・テロの危険――危険国日本、危険度は増していると国民予見

①国や「事業者の安全論」の限界露呈
②やはり必要な核シェルター

2 新型コロナ禍、令和大震災、ハイパーインフレの三重苦を回避できるか?

①震災大被害に、避けたいハイパーインフレ
②早く単年度基礎的財政収支の改善を!

3 JR、領土、農業の「グローバル化の罠」に有効策を

①JR、土地への外資攻勢に歯止めを
②日米食料戦争は「1億人総農業」で耐え抜く――2001年オーベントー騒動の意味と価値

4 北東アジアにおける日本の危機――重要な朝鮮半島の自立と安定

第Ⅶ章 「国家安全保障」を守り抜くトップリーダーの育成

1 東電とJR東日本に見る「トップダウンのリーダーシップの重要性」

(1)「安全神話」崩壊に気付かなかった東電のトップリーダー

①トップリーダーに必要な「最悪の事態想定力」
②東日本壊滅を救った東電現場のリーダーシップ

(2)巨大地震と共存する道を模索するJR東のリーダーシップ

2 原動力は「強固な良心」のリーダーシップ
3 「最悪を想定し、最大限に防御する」がリーダーの使命
4 理想の国家造りを考える――「本物、自然、健康」で、「農工商両全国家」の建設を

参考文献

あとがき

 

◇竹田正興(たけだ・まさおき)
1940年新潟県生まれ。1963年、旧国鉄に入社。1996年、日本食堂(現NRE)社長に就任し、日本食堂の再建を成し遂げる。その後、国土交通省運輸審議会会長、交通協力会会長を務め、2011年には日本交通協会理事長に就任、2014年同会長。著書に、『品質求道』(東洋経済新報社)、『安全と良心』(晶文社)などがある。
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