不安と情報過多から生まれる 新型コロナ「W 疲労」の対処法

久保明 著
四六判並製 136頁
定価:1,320円(本体1,200円)
978-4-7949-7304-7 C0095〔2022年3月〕


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<新型コロナ感染症による「メンタル後遺症」初の解説書>
長期コロナ禍社会に潜む、最大のリスクとは! ?
問題は「からだ」から「こころ」へ移行している

増加傾向にある「コロナうつ」。その源泉たる「W疲労」の正体が明らかに。これからの時代を生き抜くために本当に必要な情報を、日本を代表する内科医が統計データと臨床的知見からわかりやすく解説。

監修:西崎泰弘(東海大学医学部付属東京病院 病院長)

【著者より】
ポスト・コロナ時代、最も恐ろしいのは、「不安疲労」と「情報疲労」が合わさ
ることで、これまでにない形のダメージを私たちに与え続ける、ということなの
です。

本書でお伝えしたいのは、読者の皆さんをさらなる不安にさらすことではなく、
正しく現状を把握し、対応する方法です。そして、そうした疲労そのものを早め
に気づき、軽減するための情報を提供することです。このW疲労を完全にゼロに
することは、私たち全員がコロナ禍社会に生き、その影響を受けている現状にお
いては、とても難しいことです。しかし、疲労が生じる仕組みと、そこから回復
するための方法を知ることで、そのダメージを蓄積しないようにすることは可能
です。本書では、皆さんの「安心」のためにできることをすべてご紹介するとい
う強い意欲を持って、お話を進めます。

 

【訂正情報】
本書において、下記の誤りがありました。

【p.132】
誤 増田由美非常勤講師

正 増田由美客員准教授

以上、謹んで訂正申し上げます。
(2022年3月7日)

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【目次】

はじめに

▼第1章:新型コロナウイルス(COVID-19)感染と私たち

そもそも新型コロナウイルスとは何か
新型コロナウイルスに感染すると、どうなるのか
新型コロナに感染する人、しない人の違い
新型コロナによる後遺症/ロングコービット(Long COVID)
ポスト・コロナ時代に変わりゆく生活様式

▼第2章:私たちを襲う新しいタイプの2つの疲労――「W疲労」

コロナ禍で生まれた「不安疲労」
ワクチン接種と不安疲労
「不安疲労」がもたらす不健康スパイラル
世界中で増えている〝コロナうつ〟
不安疲労→情報疲労→不安疲労の増大=W疲労
気づかないうちに進行している〝コロナフレイル〟
若者も高齢者も知らない間にたまる「情報疲労」
「医療情報の波」をのりきるために

▼第3章:W疲労を乗り越えろ! 今日からできる克服法

対策その1:自律神経を整える
対策その2:免疫力を高める
対策その3:腸内環境を整える
対策その4:サプリメントをとる
対策その5:運動する
対策その6:良質な睡眠をとる
対策その7:情報疲労を軽減する

▼第4章:W疲労を防ぐ、コロナ禍社会での1日の過ごし方

コロナ禍のW疲労を防ぐ新しいライフスタイル

あとがき――明日に向けての一歩

 

久保 明(くぼ・あきら)
医学博士。医療法人財団百葉の会 銀座医院 院長補佐・抗加齢センター長。 東海大学医学部医学科客員教授。元厚生労働省 薬事・食品衛生審議会専門 委員。1979年、慶應義塾大学医学部卒業。1988年米国ワシントン州立大学医 学部動脈硬化研究部門に留学。帰国後、一貫して生活習慣病診療、予防医療 とアンチエイジング医学に取り組む。「高輪メディカルクリニック」を設立 し16年間院長を務め、東海大学医学部付属東京病院で「抗加齢ドック」を立 ち上げ、現在は医療法人財団百葉の会 銀座医院など都内で診療を行う。 人の老化度を科学的に測るエイジングドックを開発し、銀座医院では「プレ ミアムドック」を実践し、その結果に基づく運動・栄養・点滴療法などを行 っている。また、サプリメントやスポーツ医学の世界最先端の情報と実践を 駆使した講演や企業のアドバイザーとしても活動している。
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