食卓一期一会

食卓一期一会長田弘 著
A5判上製 200頁
定価:2,420円(本体2,200円)
978-4-7949-7467-9 C0092 〔2025年4月再刊〕


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一期一会は食卓にあり。

人生とは、誰と食卓を共するかということだ。
詩という言葉の料理をとおして、歯ごたえのある日々の悦びを、食卓に贈る。

没後10年にあたり、詩人・長田弘の代表作を復刊する。

〔1987年初版〕

“言葉のダシのとりかた・包丁のつかいかた・天丼の食べかた・ブドー酒の日々
……全篇すべて食べもののうた66篇。

「日本の詩はここまで、料理を通して詩を思想を語るところまできた」
(朝日新聞評) 

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【目次】

台所の人々

言葉のダシのとりかた
包丁のつかいかた
おいしい魚の選びかた
梅干しのつくりかた
ぬかみその漬けかた
天丼の食べかた
朝食にオムレツを
冷ヤッコを食べながら
イワシについて
かぼちゃの食べかた
ときには葉脈標本を
ふろふきの食べかた
戦争がくれなかったもの
餅について

 

お茶の時間

テーブルの上の胡椒入れ
何かとしかいえないもの
ドーナッツの秘密
きみにしかつくれないもの
ジャムをつくる
クロワッサンのできかた
サンタクロースのハンバーガー
ショウガパンの兵士
パイのパイのパイ
キャラメルクリームのつくりかた
いい時間のつくりかた
パリ=ブレストのつくりかた
イタリアの女が教えてくれたこと
食べもののなかには
コトバの揚げかた
ハッシュド・ブラウン・ポテト
ジャンバラヤのつくりかた
アップルバターのつくりかた
メイプルシロップのつくりかた

 

食卓の物語

ユッケジャンの食べかた
ピーナッツスープのつくりかた
ガドガドという名のサラダ
カレーのつくりかた
シャシリックのつくりかた
パン・デ・ロス・ムエルトス
テキーラの飲みかた
トルコ・コーヒーの沸かしかた
ギリシアの四つの言葉
アイスバインのつくりかた
卵のトマトソース煮のつくりかた
絶望のスパゲッティ
パエリャ讃
ブイヤベース・ア・ラ・マルセイエーズ
ブドー酒の日々
ポトフのつくりかた
十八世紀の哲学者が言った
A POOR AUTHOR’S PUDDING
チャンプの食べかた

 

食事の場面

ラ・マンチャの二人の男
ミスター・ロビンソン
ダルタニャンと仲間たち
孤独な散歩者の食事
少年と蟹
ソバケーヴィチの話
まことに愛すべきわれらの人生
ああ、ポンス
水車上の少女の「いいえ」
ハックルベリー・フィン風魔女パイ
働かざるもの食うべからず
ぼくの祖母はいい人だった
こうして百年の時代が去った
アレクシス・ゾルバのスープ

 

◇長田 弘(おさだ・ひろし)
1939年、福島県福島市生まれ。早稲田大学第一文学部独文専修卒業。詩人。1965年、詩集『われら新鮮な旅人』でデビュー。1998年『記憶のつくり方』で桑原武夫学芸賞、2009年『幸いなるかな本を読む人』で詩歌文学館賞、2010年『世界はうつくしいと』で三好達治賞、2014年『奇跡―ミラクル』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、詩のみならずエッセイ、評論、翻訳、児童文学等の分野においても幅広く活躍し、1982年、エッセイ集『私の二十世紀書店』で毎日出版文化賞、2000年『森の絵本』で講談社出版文化賞を受賞。2015年5月3日、逝去。
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