――アンチヘイト原論
庄ゆた夏 著
四六判並製 376頁
定価:2,530円(本体2,300円)
978-4-7949-8083-0 C0036 〔2026年11月26日発売予定〕
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排斥を生み出す建築から
包摂する建築へ
1994年、アフリカ・ルワンダで80万人が虐殺されるという凄惨なジェノサイドがあった。著者は、戦後のルワンダに入り込み、加害側と被害側を建築物で「修復」できるかという試みを果敢にも行った。「排斥」はヘイトスピーチや差別的な法律だけに存在するのではなく、建築、都市、公共空間、大学、教育制度など、私たちが日々使っている「場所」の中にも組み込まれている。そうした排斥を生み出す建築を、どうすれば包摂する建築へと変えられるのか。今、世界中がヘイトの波にもまれ、ヘイトの壁があちこちに立てられている。本書は、その実践の記録とマニフェストである。
「ヘイトは人の言動だけでなく、人が暮らす環境の中に現れる。排斥から包摂へと足元から進むための刺激的な一冊!」
――ブレイディみかこ
「今、世界では酷いことが起きている。世界各地で起きている紛争、政治的な分断、地域コミュニティの権利侵害、そして女性が直面している生きづらさ。女性は社会に出ても、家にいても、居場所がない。筆者が手がけるルワンダこそが、女性を救済する空間だ。建築がもたらす暴力をなくし、すべての人に「住む権利」を!」
――山本理顕
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【目次】
序 章 なぜ建築と排斥か
第一章 排斥が現れるときー合州国での生活ー
第二章 創造された人種排斥:人種排斥を創造する
第三章 排斥する町
第四章 教育の現場から見る合州国の排斥と抵抗
第五章 ルワンダ:新植民地の仕組みと建築実践
第六章 当事者の建築
非営利建築事務所General Architecture Collaborative 共同主宰。明治大学理工学部建築学科教授。元・ニューヨーク州セラキュース大学建築学部准教授(アジア系女性で学部初のテニュア)。ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(ランドスケープとアート専攻)卒。ハーバード大デザイン大学院(建築専攻)卒。東京大学で環境博士号を修得。設計、施工のほか、建築の紛争緩和、和解、震災復興における役割についてリサーチを米国、ルワンダ、日本などで行う。アメリカ時代から大学の垣根を越えて反差別、アンチヘイト運動を行うが、現政権からの排斥が怖くて今は米国から遠ざかっている。本書がはじめての単独著作。

